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松岡

僕は今、自分のオヤジくささをすごく研究してまして。自分がどんどんオヤジくさい人間になっていくんですよ。酒を飲めばムダに隣に座ってる女の人の膝触っちゃったり、今度おっぱい触らせろみたいなことを口走る、みたいなね。それをね、思いついたことを留めておけないってのが、オヤジ化だと思うんですよ(笑)。

村尾 フィルター機能がなくなっちゃう(笑)。
松岡 そういう自分のオヤジ化をいろいろ研究しているなかで、「現役感」てのがすごく大事だなと。
村尾 現役感…。
松岡 「俺はまだ現役だ!」っていう(笑)。現場にいる人って、あんまり年取らないんですよね。管理職になると、急にオヤジくさくなる。
村尾 そうなんですか(笑)。
松岡 うん。職人とかのほうがむしろオヤジくさくないんですよね。何がオヤジくさいかって、やっぱ、たぶん管理職だよね。
村尾

現役感、現場感…。でも、これぐらいの年齢になってくると、より若く見える、よりイキイキ見えることが人を惹きつけたり、もしくはリーダーっていう立場でやっていく上でも、とっても重要なんで…
「今日、マイナス5歳若く見えるような、何かをしたか、何かに取り組んだか」っていうのも、30代、40代くらいになると、とても重要かなあという風には思いますね。

 その6
「今日、マイナス5歳若く見えるような、何かをしましたか?」

松岡 本当、日々、年齢との戦いじゃないですか。加齢臭といかに戦うかですよ。それからね、うっかりすると、鼻毛がものすごい長いんです。
村尾 うーん。
松岡 ただ飛び出てるとかじゃなくて、長いんですよ。で、その長い鼻毛が、プラチナみたいに透明な白髪だったりして。
村尾 おおー。
松岡 それと俺が今恐れてるのは、耳毛なんだよ。
村尾 (笑)
松岡 耳毛っていうとおじいちゃんの象徴じゃん。うっかり、なんだこの耳毛の長いのは、みたいな。めちゃ驚いてるんで。それでね、石田純一さんにね、モテる秘訣をいろいろ聞いたときに、やっぱり、年齢との戦いってすごくあるんだと言ってて。だから、歯ブラシで磨く回数を、若いときの2倍か3倍にしないとダメなんだと。お風呂でこすってるときの回数。これも、若いときと同じじゃダメなんだと。それなのに、年取って、めんどくさくて減らす人がいるから、それはダメで。意外とこの人達って、そんな地道な努力してるんだなと。
村尾 そうですね。本当に、努力、工夫、そういうのを毎日、何でもいいから、ルール化していくだけでも、違いますよね。
松岡 そうすると、こういうのどうかな。「20歳の時と比べて、自分は何倍歯磨きをすればいいか」
村尾 (笑)
松岡 20歳のときより歯ブラシの回数減らしていいってことにはならないでしょ。
村尾 ならないですね。
松岡 これ…もっと高潔なほうがいい…?
村尾 ううん(笑)、実践的なのは、10あったとしたら、バランス的に、ルックスとか、自分のルールとか、仕事人としてとか、バランス良く入っているのが、一番いいと思いますね。
松岡 さ、じゃあ7番目。
村尾 僕はやっぱり、「ブランド」っていう定義で考えると、「安定感」があることがすごく重要だと思ってるんですね。
松岡 へえー、うんうん。
村尾 やっぱり、マクドナルドとか、スターバックスがどうしてブランドかっていうと、世界中のどこのスターバックス行っても、だいたい似たような味、似たような接客、似たような雰囲気だったり…。ある意味「約束」って言いますか、顧客に対してこういう風にしてくれるっていう「約束」が、どこにも書いてないんだけど、顧客と売り手側のあいだには、取り交わされているような感じがあって。で、お客様も、それを期待してそのお店に行ったりとか。だから安心して利用できる、ってのがあると思うんで。それが毎回、行く度に違ったりとか、店によって全然違うっていう風になっていくと、なかなかブランドって成り得ないと思うんですね。
これを、人に置き換えて考えていくと、人間もやっぱりそうで「あいつ、いつも元気で、接するといつも前向きになれるよな」っていう印象の人がいる。それを言い換えるなら、その人の「約束」じゃないですか。で、それを期待して会いに行ったのに、最悪だったと。ぜんぜん元気もなかったし、良いことも言わないし。そしたら、途端にその人の評価って下がりますよね。
だから、人間もブランドになろうって思ったら、「安定感」がないと、なかなか、うまくいかないと思うんです。「あいつ、いつも元気なんだけど、3回に1回くらいは最悪なときがあるんだよな」っていうと、なかなか、人は安心して、人を紹介したり、一緒に何かやろうって思わないじゃないですか。だから、その「安定感」に関する質問があると、とてもいいと思いますね。
松岡 それはいいですね!もう一つちょっと思いついたんだけど、「今日、上機嫌でしたか?」やっぱり、仕事できる人って、上機嫌な人が多いんだよね。
村尾 そうですね。
松岡 だから上機嫌に自分を持っていくコツを知ってるって事がすごく重要だと思うんで、「上機嫌でしたか?」って質問を8番目にしたい。でもね、7番目の安定感の話は、誰もが村尾さんみたいに陽気な人になれるかっていうと、そうではない。陽気な人も陰気な人もいていいんですよ。だけど、陰気な人も、ブランド力をつくれる。
村尾 もちろん、そうですね。
松岡 あいつに聞くと、いつもムサいけど、渋い解説してくるっていう、個性のある人、いますね。それは、その人に期待される個性じゃないですか。「安定感」「期待」って村尾さんが言うと、陽気じゃない俺はどうなの?と。でも例えば野村監督は、陰気でぐちぐち文句言う、あれブランドですよね。で、皆、野村のぼやきを聞きたいわけですよ。だから、それってたぶん、村尾さんが言う「安定感」ですよね。あと、上機嫌って意外とアレなんだよ。新しいパンツ下ろしたときとか。
村尾 だとしたら、自分が上機嫌でいられるように、新しいパンツをなるべく毎日はけるようにするとか、自分を上機嫌でいさせるように、出来ることは全部やるべきですよね。

 その7
「今日、上機嫌でしたか?」

村尾 例えば、新入社員であったら、新入社員に期待されていること通り、今日演じたかどうかってのも、僕はブランドだと思っているし。期待に応えて、+α出すってのがいいと思うんで、まず、最低限クリアしなきゃいけないクオリティがあると思うんで、そこに安定感があるのが、とても必要ですよね。だから、「自分で設定したキャラクターを、今日一日ちゃんと演じきったか?」

 その8
「自分で設定したキャラクターを、今日一日ちゃんと演じましたか?」

松岡

そうだなあ、この「安定感」てすごくいいですね。例えば、素人の料理っていうのは安定しないじゃないですか。ところが、お店の料理は、見事に期待に応えて、いつ行っても同じ味で出てきますよね。ああいうのが、プロだしブランドだと。

村尾 そうですね。仰るとおり。
松岡 そうだな…素人の料理って安定しないんだよねえ。うちの奥さんはとっきどきウマイって褒めるんだけど、いつもそれが出てこないっていうか…あれ、どうすりゃいいんだろうな。
村尾 (笑)この質問に対して、Yesって答えられるように、もしくは良い回答ができるように、各人がルールを設ける必要があるわけですね。で、そのルールに従って、自分の軸を作っていけば、誰でもある程度、キャラみたいなものが固定されて、ブランドになると思うんですよ。
松岡 さあ、9番目何にしましょうか。今、いい線行ってますよ。ほとんどブランドできかかってますよ。
村尾 この10個に毎日しっかりと答えられて、やるだけでも全然違うと思いますね。これ1年続けられたら、大したもんだと思いますよ。
松岡 うん、だいたい、この質問考えるだけで、自分自身のブランド化を相当意識しましたね。
村尾 そうですね、本当に、服装とか、上機嫌とか、安定感とか、これだけでも学びになりますもんね。
松岡 じゃ、こういうのはどうだろう。例えばね、美人は、自分をブランドにしやすいじゃないですか。頭良い人も、ブランドにしやすい。じゃ、自分のことブスだとかデブだとか、頭悪いし、陰気だし、という風に自分を定義づけている人は、どうやってブランドにしていけばいいんでしょうね?ネガティブな要素のある人。
村尾 ネガティブなことや、自虐的に言うのも、中にはキャラ化されてる人もいるとは思いますけれどもね。とくに芸人とか。ただ、一般的に考えると、そういう風に言われても、コメントしづらい。
とくにそれが、一緒に働いている仲間だったりとかだとしたら。本人もその時は必死で笑いを取ろうと思っているのかもしれないけれど、けど、「ああ、私また自分を貶めるような表現をしちゃった」と密かに思う。それが積もり積もって、メンタルに悪い影響が出たりすることも、少なくはないと僕は普段から思ってるんで。
まあ、「何に対しても、ネガティブなことを1日言わなかったかどうか」ってのを、僕は大切だと思っているんですね。
松岡 ネガティブな要素を口に出していると、ますますネガティブが定着していく…そういう言葉を言わない、ってことがすごく大事なわけ?
村尾 プラスに変えてもらいたいですよね。
松岡 例えば、デブな人は、自分がデブだってことを意識しないほうがいいわけですか?
村尾 表現のしかたひとつで。やっぱり、成功する人や、人付き合いが上手な人って、使う言葉が違うじゃないですか。しゃべり方とか。ネガティブなことを言うにも、うまーくフレーズとか、言うタイミングとか、よく考えてるなあと思うんですよ。なので、ネガティブな要素一つとっても、例えば、「だって私デブだしー」じゃなくて、「ホラ、私ってセクシーダイナマイトじゃない?」とか。
松岡 ああ、ナルホド(笑)。
村尾 プラスに。男性でもそうですよね、「ほら、俺ってブサイクだし」じゃなくて、「ホラ、俺って意外とマニア受けするほうじゃん」とか。
周りの人も喜ぶような、ネガティブ表現をポジティブ表現に変えていく。
松岡 自分の中であらかじめ単語の変換表を持っていると、いいんだね。
村尾 そうですね、まさしく変換表だと思いますよ。だから、そういうソフトがあったらいいなと思いますよ、本当にね。ネガティブなこと書いても、ポジティブな変換チョイスがいっぱい出てくる、みたいなね。自分だけじゃなく、例えば、一緒にテレビ観てる人が思わず「あの女優落ちぶれたよねー」とか「あの政治家、ひどいよねー」とか文句言っても、なるべく、ちょっとポジティブに、ちょっと面白いワーディングで「でもさ、彼こういうところもあるじゃん」と。
そういう風に表現、ボキャブラリー選びができる人が、好かれる・人付き合いが上手になっていくと思うんですよね。
松岡 なるほどねえ。
村尾

やっぱり、究極論で言うと、成功する人や自分ブランドを築ける人っていうのは、やっぱり、「人付き合いが上手な人」だという風に思いますんで。

松岡 今思いつきで言ったわりには、すごい上手いですね。デブをセクシーダイナマイトと言う。ブサメンを、マニア受けするタイプ、これナイスなワーディング(笑)。
村尾 うまくポジティブに変えていくと、結局まわりも和んでいくし、ね。
松岡 合コンでのポジショニングも、ブランディングの具体的事例ですかね。
村尾 さっきの、ゴレンジャーに通じるところがあると思いますね。
松岡 じゃ、自分をゴレンジャーに例えると、何色?みたいなやつもいいかなあ。
村尾 そうですね、それは、皆それぞれ所属している組織があるじゃないですか。会社だけじゃなくて、フットサルチームだとか。この会社においては赤レンジャーなんだけれど、フットサルチームおいては、僕は緑の役だなあとか。
松岡 所属するチームによって違う訳ですね。求められる役割が違うからね。
村尾 そうですね。大なり小なり、人って複数、コミュニティに入ってるじゃないですか。なので、自分の役まわりや自分のポジションを各グループで考えるのも大切。
松岡 そうか、趣味の卓球サークルで、赤レンジャーだからといって、その赤レンジャーをどこのコミュニティでも通さなきゃいけないっていう訳でもない。
村尾 そうですね。僕も、この会社においては赤レンジャーですけど、それ以外のところでは、また違う役割をやっているときもありますからね。
でも、芸能界だって、全部ポジショニングでできてる訳じゃないですか。だからよく「キャラがかぶる」とかって芸人がふざけて言いますけど、あれは本当に死活問題で、同じ芸能界にキャラかぶる人がもう一人いたら、仕事が半分に減りますし。だから、巧みにリポジショニングを繰り返しながら自分の生きる道っていうのを、やらなきゃいけないんで。
それはもう、我々一般の人間だって皆そうで、自分が属しているチームなり組織なり、自分のポジショニングはどうなんだろうと。同じようなキャラの人がいたら、じゃ、自分はどうリポジショニングすべきなんだろう、とかね。そういうことを考えるのはとてもいいと思うんで、「今日、自分のポジショニングについて真剣に考えたか?」っていう部分も、質問としては、あってもいいと思いますけれど。

 その9
「今日、自分のポジショニングについて真剣に考えましたか?」

松岡 さっきのゴレンジャーに例えると何色?ってのが素晴らしい。でも、俺、緑と青の違いが分からんかった。
村尾 そうですね、青はクールで、知性とか、赤をサポートするとか。
松岡 赤が情熱で青が知性で緑は調和派で、桃が…お色気担当?
村尾 (笑)本来はそうだったんですけど、お色気担当って言っちゃうとね、なかなか、会社に、組織に当てはまらないんで。ま、それもアリなんですけど(笑)。
松岡 あなたお色気担当ねって言われたら、ショックだよな(笑)。女性感覚ね。
村尾 で、黄レンジャーは、ムードメーカーですよね。
松岡 あ、黄色がムードメーカーですか、あ、FUNだ、楽しみだ、黄色の色は。
村尾 そうですね、楽しんでるとか、いるだけでもホッとするとかね。そういう人も必要なわけじゃないですか、組織に。
松岡 黄色がFUNね、いいね。それね。今の話はすごくいいですね。
村尾 我々の世代だったらわかるけど、最近こういう戦隊モノも非常に多様化していてですね、赤がリーダーじゃなくて、黒が最近はリーダーだったりとか。まあ時代は変わるもんで、昔は桃レンジャーだけが女性ってのが相場だったんですけど。今は黄色も女性だったりとかするんで。5人の組織に、2人女性だったりとか。女性の社会進出がそこも、だいぶ顕著に。

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